「東洋文化」 92号 (2012年3月発行) 目次
特集 魂の脱植民地化(3)
─「呪縛」からの脱却・「箱」の外に出る勇気─
はじめに
深尾葉子・安冨 歩
第1 部 魂の脱植民地化の思想
人間社会の秩序の基盤としての学習─儒家とサイバネティックス─
  安冨 歩
「精神主義」の挫折─真宗ルネサンスのために─
山本伸裕
The Gate of Effortless Practice
Ursula Weiss
第2 部 私を含む研究―異文化との出会いのなかで―
封殺された「言葉」を解き放つ
─コリア研究がはらむハラスメント性について─
真鍋祐子
台湾先住民族タイヤルと私の遡行の旅─植民暴力の記憶の呪縛─
中村 平
呪いから赦しへ─エジプトのコプト教会を研究する─
辻明日香
第3 部 自らを通じて社会へ
枠組み外しの旅─宿命論的呪縛から真の<明晰>に向かって─
竹端 寛
スローライフ掛川の活動精神とその表れ
─気持ち良さの所在について考える─
富田啓一
地域と環境を再生するコミュニケーションの渦─徳島県上勝町と
滋賀県沖島に見る魂の脱植民地化過程─
深尾葉子・原田愛子・梶田由胤
フクシマ・ディアスポラ─ゆがめられた言説が生む苦悩と葛藤─
深尾葉子